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暁の聖母・汚れなき御心のコミュニティーは御母の指示のもとに作られたコミュニティーです。

ラ・サレットの聖母Our Lady of La Salette

5/9   幻視者ルチアへマリア様からのメッセージ

聖母「すべての子供たちは、ラ・サレットのメッセージをもう一度読みなさい」とおっしゃっていました。

       
       ラ・サレットの聖母


  15歳 メラニー、12歳 マクシミン
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1846年フランスのラサレットという所で聖母の御出現がありました。15才の少女メラニーと12才の少年マクシミンの二人がメッセージを受けました。「人間の罪があまりにも酷すぎるので大きな天罰を招こうとしている。」という警告です。聖母はこの2人の子供を通して、しきりに神の御あわれみを願うようにとお勧めになりました。ラサレットで、聖母は未来のおける大天災のことも預言されました。この預言は長く無視されてきましたが、聖母自身、ファチマの第3の秘密の中で、ルチアに次のように打ち明けられました 。「全人類の上に大きな天罰が降りかかるでしょう。それは、今日でも、明日でもありません。20世紀の後半において起こるでしょう。この事を私はすでにラサレットで、メラニーとマクシミンという二人の子供に知らせましたが、今日、あなたに繰り返します。(途中省略)サタンは、人類の上層部を支配し、世界の動きを決定するでしょう。また、教会の重要ポストに潜り込むことに成功します。彼は学者達の精神を惑わすことにも成功するので、学者達は、ほんのわずかの間に人類の大半を滅ぼせる武器を発明するでしょう。」ラサレットの大預言は、いわゆる「36の告知」の中に含まれていて、1897年に、教会側からの印刷発行の許可が与えられました。
「悪魔の頭ルシファーは多くの悪霊と共に、この世を荒らしまわって、多くの人の信仰を失わせ、中でも、聖職者や修道者の堕落に全力を尽くすと言われています。また、血塗れた戦争と多くの災難が重なり、いたる所で血が流され、人々は「もう死んだ方がましだ」と考えるほどになるでしょう。しかし、義人の血と涙と祈りのおかげで、その恐ろしい罰は縮められ、そのあとに信仰が勝利を得るだろう。」と預言されています。(デルコル神父著:天の母の警告 参照)

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以下のメッセージは、メラニーによって1878年に書き下ろされ、1879年11月15日にレッチェの司教、モンセイニュール・ゾラ猊下の「ニヒル・オプスタット」(印刷出版許可)付で最初に出版され、メラニーの亡くなる直前の1904年に「変更なし」として再版された書物からの抜粋です。この預言のメッセージを聖母は『秘密』と呼んでおられます。以下に翻訳し、便宜上36の段落に番号を付してありますので、お読み下さい。


ラ・サレットの聖母--フランス、1846年9月19日

南フランスのアルプス地方の寒村、ラ・サレットの二人の子供に聖母マリアが御出現になったのは、1846年9月19日、悲しみの聖母の祝日の前日でした。
二人は14歳のメラニー・マチュウと11歳のマクシマン・ジローでした。彼らは牛の放牧の番をしていました。その日の午後3時、プラノー山(標高2000m)の中腹の渓谷で二人は光の輝く場所に一人の女性の姿を見ました。光はますます強くなり、その女性はそこの岩の上に、前屈みになって坐り、膝に顔を埋めて泣いておられました。彼女はやがて立ち上がり、腕を胸の所で交差させました。彼女は白い被りものをし、様々の色のバラのついているギザギザのある冠を被っていらっしゃいました。衣服は長い白色のドレスで、長い金色のエプロンと小さな白いショールを着けていました。彼女は胸から鎖で十字架をぶら下げていましたが、その十字架の両脇には左側に金槌、そして右側には半開きになった釘抜きが掛けてありました。

その婦人は泣きながら、二人の子どもたちに、最初はフランス語で話しかけましたが、子供たちが理解できないので、次にその地方の方言であるパトワで話しかけられました。

1
わが子らよ、近くに来なさい。恐れてはいけません。私はとても大切なことをあなた達に告げるためにここに来ました。
私の民が従わないならば、私は御子の腕を弛めるように強いられるでしょう。それは、私がもう引き留めることができないほど重く、また差し迫っているのです。あなた達のために、私はどれだけ長い間苦しんできたことでしょう!もし私の御子が、あなた達を投げ棄てるべきでないならば、私は絶えず御子に嘆願しなければならないのです。でも、あなた達はそれに何ら注意を払わないでしょう。将来あなた達が、どれほどよく祈ろうとも、どのように良い行いをしようとも、あなた達は私があなた達のために堪え忍んだ、この埋め合わせを、私にすることはできないでしょう。

2
私は労働のために六日間を指定しました。私は七日目を私自身のために取っておきました。
なのに誰一人、その七日目を私に与えようとしません。このことが私の御子の腕にとても多くの負担がのしかかっているのです。

3
乱暴な言葉を話す者たちは、私の御子の名前を話す言葉の中にしか入れることしかできません。
これらは私の御子の腕を耐え難いほど重いものにしている二つの事柄です。

4
もし収穫物が損なわれるならば、それはあなた達自身のせいなのです。私は去年じゃがいもによって警告しました。あなた達は何の注意も払いませんでした。まったく反対に、あなた達はじゃがいもが腐ったときに、呪いの言葉を吐き、私の御子の名を侮辱したのです。じゃがいもは損なわれ続けるでしょう。そして今年のクリスマスまでには、何も残らないでしょう。もし、人々が回心するのならば、岩は小麦の堆積となり、じゃがいもはひとりでに植えられているのが見出されるでしょう。

5
もしもトウモロコシがあるのならば、あなたはその種を撒いてはなりません。あなたがまく種の全ては、獣たちが全て食いつくしてしまうからです。大飢饉が来ます。しかしそれが起こる前に、7歳以下の子供たちが震えに襲われ、抱いている彼らの腕の中で死ぬでしょう。その他の者達は飢えによって、彼らの罪を償うでしょう。ぶどうが腐り、くるみが悪くなるでしょう。

6
メラニー、今私があなたに告げようとしていることは、いつまでも秘密ではないでしょう。
あなたはそれを1858年には公にしてもかまいません。

7
私の御子の代理者である司祭たちは、悪い生活、聖なる秘蹟の挙行における、不敬と無礼によって、金銭への愛、名誉と快楽の愛によって、不純な汚水溜めとなりました。そうです、司祭たちは復讐を招いています。そして復讐は彼らの頭上に迫っています。不忠実と悪い生活によって私の御子を再び十字架に付けている司祭たち、神に献身した人々に災いあれ!神に献身した人々の罪は天に向かって叫びを上げ、復讐を求めています。そして今や、復讐は彼らの戸口のところに来ているのです。なぜなら、人々のために憐れみと赦しを乞うために、誰も残されないからです。もはや寛大な霊魂はいないのです。世界のために永遠の神に汚点のない犠牲を捧げる価値のある人はもう残されていないのです。

8
神はこれまでになかったような仕方で打撃をお与えになることでしょう。

9
地の住人たちに災いがあるでしょう! 神はその怒りを、彼らの上に徹底的に注がれることでしょう。そして誰一人、そのように一緒にやってくる多くの苦しみから逃れることはできないでしょう。

10
神の民の長や指導者たちは、祈りと償いを無視してきました。そして悪魔たちは、彼らの知性を曇らせて来ました。悪魔たちは古(いにしえ)の悪魔が神の民を滅ぼすために、その尾でもって引きずってきたさまよう星となりました。神はあらゆる社会、あらゆる家庭において支配する人々の間に分裂を引き起こすことを、古(いにしえ)の蛇にお許しになるでしょう。身体的および道徳的な苦痛を受けるでしょう。神は人類を彼ら自身にお任せになり35年以上の間、次々と懲罰をお送りになるでしょう。」

11
人間たちの社会は、最も恐ろしい懲罰と、最も重大な出来事の直前にいるのです。人類は鉄の杖によって支配され、神の怒りの杯を飲むことを覚悟しなければなりません。

12
私の御子の聖職者である教皇ピオ九世が、1859年以降に再びローマを離れることがありませんように。しかしながら、彼が不動で高貴でありますように。彼が信仰と愛の武器をもって戦いますように。私は彼の側にいるでしょう。彼がナポレオンに対して護られますように。ナポレオンは二心のある人間です。そして彼が自らを教皇および皇帝になることを欲する時、神はすぐに彼から手を引かれるでしょう。彼は、さらに高く登ろうと常に望みながら、上げられるように、強制するために自分の民を用いることを望んだ剣の上に倒れる首謀者です。

13
イタリアは主人たちの主のくびきを振り払おうと欲する、その野望のために罰せられることでしょう。そしてそのようにしてイタリアは戦争をするために残されるでしょう。あらゆる所で血が流されるでしょう。教会は閉鎖されるか、あるいは世俗の用に供されるでしょう。司祭や修道者たちは追跡され、残酷な死に目に会うことでしょう。ある人々は信仰を棄てるでしょう。
そして多数の司祭や修道者が、真の宗教から脱落するでしょう。それらの人々の間には司教たちも含まれるでしょう。

14
教皇が奇蹟を行う人々から守られますように。なぜなら、最も驚くべき奇蹟が、地上や空中において起こる時が来たからです。

15
1864年にはルシファーが多数の悪魔と共に地獄から解き放たれるでしょう。悪魔たちは、神に奉献された人々のうちにさえ、少しずつ信仰から離れるようにさせるでしょう。
悪魔たちは、これらの人々が、特別の恵みで祝福されないならば、地獄のこれらの堕天使たちの霊に支配されてしまうやり方で、彼らを盲目にしてしまうでしょう。いくつかの修道会は信仰を全て失い、そして多くの霊魂を失うでことしょう。

16
邪悪な書物が地上に溢れるでしょう。そして闇の霊がいたる所で、神の奉仕に関連する全てのもののうちに普遍的な弛緩を拡げるでしょう。闇の霊は自然に対して大きな力を持つでしょう。
これらの霊に奉仕するために教会が建てられるでしょう。人々が、司祭でさえも、これらの悪霊たちによって一つの場所から他の場所へと移されるでしょう。なぜなら、これらの人々は福音書のよい精神--すなわち、謙遜、愛の精神、そして神の栄光への熱心さによって、導かれなかったからです。時には死者や正しい者が生き返らせられることでしょう。
<メラニーの言葉―訳注>すなわち、これらの死者は人々をさらに迷わせるために、地上で生きてきた正しい霊魂たちの形を取るということです。この形は悪魔がその姿をとったに過ぎず、この復活した死者は天国の存在を否定しながら、真のイエズス・キリストに反する別の福音を説教するでしょう。これら全ての霊魂はあたかも彼ら身体を得たかのように見えるでしょう。)

17
真の信仰が消え去り、偽りの光が人々を照らすとき、いたる所で驚くような不思議があるでしょう。災いなるかな!枢機卿たちは自分たちの権威を護り、傲慢さで支配するために、富を積むことしか考えないでしょう。

18
私の御子の代理者である教皇は大いに苦しむでしょう。なぜなら暫くのあいだ、教会は大きな迫害、暗闇の時代に屈服するからです。そして教会は恐ろしい危機を目撃するでしょう。

19
主の真の信仰は忘れ去られて、一人一人が自分自身の考えで、同じ身分の人々の上に立とうとするでしょう。彼らは教会法や民法を廃止し、全ての秩序や正義は足下に踏みにじられ、国家や家庭に対する愛がなくなり、ただ殺人や憎しみ、嫉妬、虚偽、軋轢が見られるでしょう。

20
教皇は大いに苦しむでしょう。私は終わりまで彼と共にいるでしょう。そして彼の犠牲を受け取るでしょう。害を及ぼす者は何度も彼の生命を傷つけ、彼の日を縮めようと試みるでしょうが、彼もまた彼の後継者も神の教会の勝利を見ないでしょう。

21
全ての国の政府が同じ一つの計画を持つようになるでしょう。その計画は、あらゆる宗教的原理を無効にしながら廃止し、唯物論、無神論、心霊術、あらゆる種類の悪徳のための道を作るでしょう。

22
1865年には聖なる場所の世俗への転用があるでしょう。修道院において、悪魔は自らを全ての心の王とするでしょう。宗教的共同体を管理している、人々が受け入れる人々を監視しますように。なぜなら、悪魔は修道会の中に罪人たちを送り込むために、全てのこの悪企みによって、無秩序と肉欲の快楽に対する愛が、地球上のいたる所に拡がるからです。

23
フランス、イタリア、スペイン、イギリスは戦争となるでしょう。街中に血が流れるでしょう。フランス人がフランス人に対して、イタリア人がイタリア人に対して戦うことでしょう。
ぞっとするような全面戦争が続くでしょう。しばらくの間、神はフランスとイタリアを思い出すことを止められるでしょう。なぜなら、イエズス・キリストの福音が忘れられてしまったからです邪悪な者たちが、彼らの全ての悪いやり方を利用するでしょう。人々はお互いに殺し合い、彼らの家庭においてさえ、お互いに虐殺し合うでしょう。

24
神の轟くような剣の一撃で、山々と全自然は恐怖のうちに震えるでしょう。なぜなら人々の無秩序と犯罪は、天の穹窿を突き破ったからです。パリは燃え、マルセーユは波の中に飲み込まれるでしょう。いくつかの都市は地震によって揺さぶられて倒れ、地の中に飲み込まれるでしょう。
人々は全てが失われると信じるでしょう。殺人以外には何も見られず、武器のぶつかる音と冒涜の声以外には何も聞かれないでしょう。

25
正しい人々は大いに苦しむことでしょう。彼らの祈り、痛悔、涙は天にまで昇るでしょう。
そして神の民は全ての赦しと憐れみを乞い求め、私の助けと執り成しを嘆願するでしょう。
そしてその時、イエズス・キリストはその正義とその偉大な憐れみの行為において、天使たちに御自分の全ての敵を死に至らせるようにお命じになるでしょう。突然、イエズス・キリストの教会の迫害者たちと罪に屈した人々は滅び、地球は砂漠のようになるでしょう。そしてその次ぎに平和が作られ、人が神と和解させられるでしょう。イエズス・キリストに仕え、礼拝することで、栄光を受けるでしょう。愛がいたるところに開花するでしょう。新しい王たちが聖なる教会の右腕となるでしょう。その聖なる教会は強く、敬虔で清貧さをもって、イエズス・キリストの諸徳の模倣において熱心でしょう。福音がいたるところで説かれ、人類はその信仰において大きな進歩を遂げるでしょう。なぜなら、イエズス・キリスト従う者たちの間には一致があり、人間は神の畏れのうちに生きるからです。

26
人々の間のこの平和は短命でしょう。有り余るほどの収穫の25年は人間の罪が、この地上の全ての困難の原因であることを、彼らに忘れさせるからです。

27
反キリストの手先がいくつかの民族から集められ、その軍隊と共に世界の唯一の救い主である真のキリストと戦うことでしょう。彼は多くの血を流し、自らを神として見上げさせるために神の礼拝を廃止しようと欲するでしょう。

28
地球は(広まっている疫病や飢饉に加えて)あらゆる種類の災厄によって打たれるでしょう。
最後の戦争までに一連の戦争があるでしょう。その最後の戦争の時は、反キリストの10人の王たちによって戦われるでしょう。彼らは皆一つの同じ計画を持ち、世界のただ一つの支配者たちでしょう。このことが起こる前に、世界には一種の偽りの平和があるでしょう。人々は楽しみ以外には何も考えないでことしょう。悪しき者たちは、あらゆる種類の罪に身を任すでしょう。
しかし、聖なる教会の子ら、信仰の子どもたち、私の真の追従者たちは神に対する愛と私にとって最も貴重である全ての徳のうちに成長するでしょう。聖霊によって謙遜に導かれる霊魂たちは幸いである! 彼らが年数の充満に達するまで、私は彼らの側で戦うでしょう。

29
自然は人間のゆえに復讐を求めています。そして自然は罪によって、汚された地球に起こらなければならないことを、ひどく恐れて震えています。地よ、震えなさい。イエズス・キリストに自ら奉仕する者だと宣言する者よ、そして内面では、ただ自分自身を崇める者よ、震えなさい。
なぜなら神はあなた達を御自分の敵に渡されるからです。なぜなら聖なる場所は堕落の状態にあるからです....古(いにしえ)の蛇、不純の師と通じ合う偽りの処女、ヘブライの修道女から、反キリストが生まれるのは、この時期の間です。反キリストの父は司教です。生まれた時、彼は歯を持って、彼は冒涜の言葉を吐き出すでしょう。一言で言えば、彼は受肉した 悪魔です。
彼は恐ろしげに金切り声を上げるでしょう。彼は奇蹟を行いますが、不純以外では養われないでしょう。彼には、彼のように受肉した悪魔ではないけれども、悪の子らである兄弟たちを持つでしょう。12歳の時に、彼らは将来得る勇ましい勝利によって、自分たちに注意を引きつけるでしょう。彼らは間もなく、それぞれの地獄の軍勢によって助けられた軍隊を導くでしょう。

30
季節は変えられ、地球は悪い果実以外は産出しなくなるでしょう。星はその正規の運動を失い月はかすかな赤い輝きを反射するに過ぎなくなるでしょう。水と火が地球に烈しい振動を与え、恐ろしい地震が山々、諸都市を飲み込むでしょう。

31
ローマは信仰を失い、反キリストの座となるでしょう。空中の悪魔たちが反キリストと共に地上で、また空中で大きな奇蹟を行うでしょう。そして人々はますます堕落した者となるでしょう。
神はその忠実なしもべたちと善意の人々を配慮なさるでしょう。福音はいたるところで説かれ、全ての民の、全ての人々は真理を知るようになるでしょう。

32
私は地上に対して緊急の訴えをします。私は天において支配なさる生ける神の真の弟子たちを招きます。私は人となられたキリスト、人々の唯一の真の救い主である、キリストの真の弟子たちを招きます。私は、神の御子へと彼らを導くことができるように、私に明け渡した人々、私が両腕に抱いて運んでいる人々、私の精神において生きている者たちである、私の子ら、真の信者に呼びかけます。最後に、私は最後の日々の使徒たち、清貧と謙遜さのうちに、神との一致のうちに、世間には知られない苦しみのうちに、世間と自己自身に対する軽蔑のうちに、生きたイエズス・キリストの忠実な弟子たちを招きます。彼らが出て来て、世を光で満たした時です。
行きなさい、あなたたち自身が私の愛する子らであることを明らかにしなさい。あなた達の信仰が、この不幸な日々において、あなた達の上に輝く光であるのならば、私はあなた達の側に、あなた達の内にいます。あなたの熱意がイエズス・キリストの栄光と栄誉のために、あなた達が活動できますように。見ることができる少数者である、光の子らよ、あなた達は戦いなさい。
なぜなら、今は全ての時の時、全ての終わりの終わりだからです。

33
教会は光を失い、世は動揺のうちにあるでしょう。しかし、今エノクとエリが、神の聖霊によって満たされてやって来るでしょう。彼らは神の力をもって説教するでしょう。そして善意の人々は神を信じ、多くの霊魂は慰められるでしょう。彼らは聖霊の徳を通して大きく前進するでしょう。そして反キリストの悪魔的な堕落を糾弾するでしょう。
地の住民たちに災いあれ!血にまみれた戦争、飢饉、疫病、伝染病があるでしょう。動物たちの恐るべき叫び声を伴って雨が降るでしょう。諸都市を揺り動かす雷鳴の嵐、国々を飲み込む地震があるでしょう。諸々の声が空に聞かれるでしょう。人々は壁に頭を打ちつけ、自分の死を求めるでしょう。その一方の死は彼らの苦痛となるでしょう。いたる所に血が流れるでしょう。もし神が試練の長さを短くしてくださらないならば、誰が勝利者であるでしょうか?正しい者の全ての血、涙は祈りによって神は和らげてくださいます。エノクとエリは殺されるでしょう。異教のローマは消え去るでしょう。
天の火が降り、三つの都市を焼き尽くすでしょう。全人類が恐怖で打たれ、多くの人々は彼らの間に生きておられる真のキリストを礼拝しなかったので、誤り導かれるでしょう。時が来ています。太陽は暗くなっています。ただ信仰だけが生き残るでしょう。

34
今がその時なのです。地獄が口を開くのです。ここに暗闇の王の獣がいます。ここに自らを世の救い主と呼びながら、家来を従えた獣がいます。獣は天へ行くため誇らしげに、空へと登るでしょう。獣は大天使聖ミカエルの息によって窒息させられるでしょう。獣は墜落するでしょう。
そして三日の間、絶えず動きを活発化させてきた地は、その灼熱の腹わたを開くでしょう。
そして獣はその全ての手下と共に、永遠に地獄の永久に続く裂け目の中へ墜落するでしょう。
その時に水と火が地を浄め、人々の高慢の全ての業を焼き尽くし、全てのものは新たにされるでしょう。神に仕え、称賛するでしょう。

35
(そして、新しき宗教体制の統治が行われることを、聖母がフランス語で私に語られたのです。そして彼女は、私にこの新しき宗教体制による統治が行われることを伝えたときと同じように語られました。)
彼らがもしも改心するならば、石と岩は麦へと変わり、そしてじゃがいもは地上の中に種がまかれたことが見いだされるでしょう。わが子供たちよ、あなた方は正しく祈りを行っていますか?と、聖母は子供たちに祈りをしているかどうかを尋ねられましたが、彼らは正直にほとんどしていないと答えました。それに対して、聖母は「朝と夜、祈ることはとても大切です。時間がない時には、少なくとも「天にまします」と「めでたし」を、できる時にはもっとたくさん祈りなさい」と言われました。

36
夏には数人の老婆だけしかミサに行きません。夏中、他の全ての人々は毎日曜日に労働をしています。そして、冬には何をしてよいか分からない時には、彼らはミサに行きますが、それはただ宗教をあざけるためにだけそうするのです。四旬節の間、彼らは餓えた犬のように肉屋へ行くでしょう。
「わが子供たちよ、あなたは腐った麦を見たことがあありますか?」
私達二人は答えた。『ああ…いえ婦人様。』
聖母はマクシミンへ向いてこう伝えたのです。
「けれども、わが子よ、あなたは父親と一緒にル・コインの近くで一度は見たことがあるでしょう、あなたの父親に農園主が”あなた(父親)の麦が悪くなったのを見に来なさい”と言われたでしょう。父親とあなたは行って見たとき、あなたの父親は2,3束を手に取り、手でこすり合わせたら、灰(又は、ちり)となって落ちたでしょう。そしてその後、あなた方がコルプスから戻り30分ほどした時に、あなたの父親はあなたにパンを与えながら、このように言われたでしょう。”私の息子よ、これを受け取りなさい。来年になったら、誰が腐った麦を食べるのか私は知らないが、出来る間にこれを食べなさい”と…。」
マクシミンは答えた『婦人様、私は覚えていなかったのですが、確かにこの事はありました。』と答えた。
「わが子供たちよ、この事を私の全ての人々へ伝えなさい。」と聖母マリアはフランス語でこの話を終えられました。



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御出現5周年の1851年9月19日、グルノーブルの司教モンセイニュール・フィリベール・ブルイヤールは司教教書を出し、その中で次のように述べました。
「われわれは、1846年9月19日、コールの主任司祭に属するラ・サレット小教区にある。アルプスの山の上での二人の牧童への聖母の御出現、それ自身が全ての真理の性格を持っており、また信者が御出現を疑い得ない確実なものと信じるに足る正当な理由を持っていると判断する。」
さらに、1852年5月1日、グルノーブルのブルイヤール司教は、新しい司教教書を発して、ラ・サレットの山の上に聖堂を建設すること、また「ラ・サレットの聖母宣教会」という名前の司教区宣教会を作ることを告知しました。司教はそのとき「ラ・サレットの聖母は全世界のために御出現になったのです。誰がそのことを疑うことができるでしょうか?」と言いました。
1855年9月19日、御出現9周年の日に、グルノーブルの新司教、モンセイニュール・ジヌーリャック司教はこう言っています。
「二人の牧童の使命は終わりました、教会の使命が始まります。」
1996年5月6日、教皇ヨハネ・パウロ2世はグルノーブルのモンセイニュール・ルイ・デュフォー司教にラ・サレットの聖母御出現150周年記念の挨拶の書簡を送られました。全文をここに訳出することはできませんが、教皇はその書簡の中で「150年前にメラニーとマクシマンの二人の子どもたちに御出現になった罪人の調停者なる聖母(Notre-Dame Re'conciliatrice des pe'cheurs)が、世界の罪のために泣かれた涙によって、私たち人類に罪の重大さと、神の拒否の重大さをもっとよく理解するよう助けて下さると共に、忘却と拒否によって傷つけられた贖い主である御子の私たちに対する愛と忠実をも、またもっとよく理解するように助けて下さったのだ」と言っておられます。また教皇は「ラ・サレットの聖母がそのメッセージを通して、罪の痛悔、祈りの忍耐強い実践、特に日曜日を主の日とすることを、私たちに呼びかけておられ、また、このメッセージを全ての人々に伝えるように望んでおられる」と指摘しておられます。

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